次世代型廃棄物処理装置及び処理施設の現地視察
期日 2月13日(水曜日)
場所 栃木県真岡市 株式会社エコクルジャパン
津南地域衛生施設組合ゴミ焼却炉の老朽化により、いつ使えなくなるかわからない状況にある。ゴミ処理を十日町市に委託するか、新設するかの段階で新たな対策がでた。次世代型有機物減容装置ERCM(無公害で低コストのリサイクル技術)である。町でも説明会を開いたが、納得するには程遠く、実物の視察に至った。
17年間研究を続けており、名古屋で一社実用化されている。この装置は、これまでとは全く発想が違い、燃焼ではなく熱分解という。あらゆる有機物(生ごみ・糞尿・ビニル・廃プラ・廃タイヤ等)をセラミック状の粉末に転換し、無機物(ガラス・鉄等)はそのまま出てくる。最終処理場もいらないという。
施設内に入ると思ったより小さい装置である。においは木酢のような燃えかす臭に感じた。処理機というよりは変電機のようである。
懇談を終えて
あまりにも夢の装置で無公害、安価で維持管理費も少ない装置はまだ改良進行中のようだが、関係者の理解を得るのが大変だと感じた。
(担当:中山 弘)