総文福祉常任委員会県外視察
期日 7月13日(木曜日)~7月14日(金曜日)
場所 埼玉県滑川町、埼玉県ときがわ町、長野県佐久総合病院
委員会では、JA長野・佐久総合病院を選び、地域包括ケアシステムを中心テーマに視察研修に行ってきました。佐久総合病院グループは、広い診療圏に三つの病院と分院、6診療所、6訪問看護ステーション、老健、特養など23事業所を経営し、地域包括医療を担っています。農村地域の医療を守るため、一貫して「地域の住民要望」に沿った仕事に心がけ、病院としてだけでなく、保健、医療、福祉が一体化した役割を地域の中で果たす方針のもと「生きがいと安心のある地域づくりをめざす」を目標理念としておりました。
在宅医療を担っている地域ケア科の訪問診療は、内科だけでなく、神経内科、皮膚科など自宅にいて専門医療が受けられます。訪問看護は、小児から高齢者まであらゆる病気で在宅療養をされている方を対象にし、多職種との連携をとりながら、在宅生活を支援しているそうです。また、亡くなられた方の遺族を訪問し、故人をしのぶ会を開くグリーフケアも行われていました。病院が大きい、小さいでなく、開設当初から地域住民とその暮らしに寄り添った病院づくりが実践されていることに大変感銘いたしました。
視察は、滑川町の子育て支援(子ども医療費無料化、給食費無料化実施)やときがわ町の子育て支援と学校リフォームについても視察研修してきました。
視察を終えて
病院研修では、理念、目標に向かっていかに住民の暮らしを支えるか、その姿勢に学ぶものがありました。また、ここに住む住民との文化活動、病院づくりの取組も見習うべき視点と強く感じました。
(担当:藤ノ木浩子)