総文福祉常任委員会県内視察
期日 6月30日(金曜日)
場所 小千谷市役所、魚沼市立小出病院
1.小千谷市役所 子ども・子育て支援事業について
県内でも先進的な取組をしている「子育て支援」について担当課より説明を受けました。市では、公立保育園が11園と認定こども園が2園あり、待機児童はないが入園率は90%で、特に未満児などの一時預かり事業に力を入れ、「ファミリーサポートセンター」が設置されています。また、障がい児の保育にも力を入れ、市単独で保育士を加配し、送迎はボランティアが行っています。
2.小出病院 地域医療体制について
70年前から県立病院として地域の中核病院の役割を果たしてきましたが、魚沼圏域の医療再編により高度専門医療は魚沼基幹病院へ引き継ぎ、プライマリーケア病院として再スタートしました。
布施院長より地域住民と密着した今後の医療について講話を頂きました。十日町病院の吉嶺院長の出向く医療に対し、小出病院は何でも気軽に来てもらえる病院を目指しています。例えば「住民こそ医療資源である」をモットーに病院を学校にする「地域医療魚沼学校」を開き、「ナイトスクール」や「オープンスクール」で住民がうまく医療を活用して健康を守り、地域を守っていくこと、また、学生や研修医が学び、未来の医療人の育成にも力を入れています。
視察を終えて
津南町でも働く女性が増え、仕事と子育てを両立させ、子どもも親も安心して生活できる環境づくりが必要ですが、小千谷市に学んだことを十分参考にし、「やさしい町」づくりに推進してまいります。
また、津南病院は経営が非常に厳しい状態ですが、住民と医療が一体となり、サービスの向上を図りながら今後のあるべき姿の追求を行ってまいります。
(担当:風巻光明)
写真は、小千谷市役所での研修風景です。