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有機農業への取り組みについて、水田畦畔の機械除草の作業は大きな労働負担となっており、有機栽培面積拡大の阻害要因となっております。
このため、労力の負担が少なく、環境負荷の低い水田畦畔の除草体系の確立が課題として挙げられます。
熱湯・カバークロップを用いた水田畦畔の除草体系を確立し、機械除草作業時間を削減することで、有機栽培面積の拡大及び省力化につなげることができないかということを目的として実施しました。
熱湯を用いた除草及びカバークロップによる畦畔除草の省力化。
ケルヒャー社の熱湯散布機を使用し、幅50cmで熱湯を畦畔へ散布。
1mの散布時間を50秒・40秒・30秒というようにパターンを変えて、効果の検証しました。
合わせてクローバーやロールマットを用いた、カバークロ ップによる効果も検証しました。
実施後は、枯れたようにきれいな状態となったが、1ヶ月ぐらいすると草が生えてきました。
土壌温度については、28~35℃ぐらいであり、根への到達温度が54℃ぐらいでないと完全に死なないと言われているため、熱湯での完全除草は、困難であるという結論に至りました。
実際に作業をしてみて、作業時間がかなりかかるという問題もありました。
1mあたりの散布時間を短くすると効果が薄くなり、長くすればするほど時間もかかってしまいます。
炎天下での作業となるため、時間が長くなればなるほど熱中症等の体調不良の可能性も高まってきます。
カバークロップした箇所について、引き続き状態の確認をしていきます。