津南町は新潟県の最南端にあり、千曲川が信濃川と名を変える長野県境にあります。町の南西から北東に流れる信濃川と、これに合流する志久見川と中津川、清津川の河川によって、雄大な河岸段丘が形成されています。
1年のうち5か月近くが雪に覆われ、日本有数の豪雪地帯と知られる一方、夏は北西の涼風に恵まれ、高原のようなさわやかな気候が続きます。
冬に降り積もった雪は水となり、広大な森に蓄えられ、大地を潤し、長い年月をかけて豊富な湧水となります。その湧水は多くの生態系を育み、人や自然に恵みを与えます。
「農を以て立町の基と為す」
津南町の基幹産業は農業であり、この言葉を町是としています。
農業の特徴は、国営苗場山麓総合農地開発事業により、昭和48年から平成15年までの30年にものぼる期間をかけ、650haの畑地造成と883haの水田区画整理、331haの畑地区画整理を行いました。
雄大な農地とともに段丘の最上部には300haの牧場が広がり、見渡す限り緑の山々、吹き渡るそよ風の中、恵まれた自然を大切に維持しながら、食糧供給基地としての産地形成のために、良質な土地づくり、機械化体系、共販体制等を推進し、安全・安心な食糧生産と供給に取り組んでいます。
また、津南町は小水力発電や雪室など再生可能エネルギーを最大限に活用し、農業分野を中心に脱炭素社会の実現に向けて取り組みを進めています。
そして、お米のトップブランドである「魚沼産コシヒカリ」を生産するとともに、アスパラガス、にんじん、スイートコーン、野沢菜等の畑作、養豚などの畜産、なめこ栽培など林産物、「雪美人」に代表されるユリ切花等の園芸作物の複合経営を行っていることが特徴のひとつです。
この『とれたてつなん』では、そんな恵まれた環境でつくられた農産物を紹介し、より多くの方へ「MADE IN TSUNAN」をお届けしたいと思い、立ち上げました。
ぜひ、自慢の農産物をその目で見て、触れ、味わっていただければ幸いです。