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■火災が発生したら

火災を防ぐ7の心得
初期消火の3原則
こんなところから火が出たら…火元別初期消火のポイント
消火器の正しい使い方

■火災の予防と消火の方法

〇火災を防ぐ7の心得

1.寝たばこ、たばこの投げ捨ては絶対にしない!!
2.ストーブの近くに燃えやすいものを近づけない!
3.てんぷらなべを火にかけたら、その場を離れない!
4.家の周りに燃えやすいものを置かない!
5.電気器具は正しく使い、たこ足配線は絶対しない!
6.子どもをマッチやライターで遊ばせない!
7.風の強いときは、焚き火をしない!

火災の原因の7割近くは失火、いわゆる人災です。火災の大半は心がけしだいで防げます。

日頃から火元の点検を行い、たばこの不始末などないように気を付け、万一の場合に備えて、消火器は必ず常備しましょう。

〇初期消火の3原則

1.早く知らせる
小さな火でも1人で消そうとせずに、大声で隣近所に助けを求めましょう。
119番通報を忘れずに!初期消火にあたる場合は、近くの人に通報を頼みましょう。

2.早く消火する
最初の3分間が、ボヤで消し止められるかの分かれ目です。
消火器や水、毛布で覆うなど、落ち着いて身近なものを活用しましょう。

3.早く逃げる
天上まで燃え広がったら、いさぎよく諦めて避難しましょう(何よりも大事なのはあなたの命です)。
避難するときは、燃えている部屋のドアや窓を閉め、空気を遮断しましょう。

〇こんなところから火が出たら…火元別初期消火のポイント

1.油なべ
あわてて水をかけるのは厳禁です!
(1)ガスの元栓を閉める
(2)消火器で油面を覆うように噴射(消火器がない場合は、なべにふたをして空気を遮断するか、濡れタオルなどでなべ全体をおおいましょう)
(3)いったん消火しても、完全に温度が下がるまではなべにふたをしておく

2.石油ストーブ
消火器で火元にむけて噴射(消火器がない場合は、毛布や布団をストーブにかぶせるか、バケツなどで水を一気にかけましょう)

火が消えたあとも、天板の余熱で最発火するケースがあるので注意を。

3.ふすま・障子・カーテン
天井に火が燃え広がるときの通り道になります。急いで消火を!

消火器で火元に向けて噴射するか、水をかける(水をかける場合は、上から半円を描くようにかけると効果的です)

間に合わないと思ったら…
ふすまや障子は蹴り倒し、カーテンはレールから引きちぎって、足で踏み消しましょう。

※衣服に燃え移らないように、落ち着いて細心の注意を払いましょう。

4.衣類
とにかく慌てないことが重要です!

(1)床や地面に倒れて、転がりながら火を消す
(2)さらに水をかぶって完全に消火を
(3)風呂場の近くにいるときは湯船の水を頭からかぶるか、中に飛び込む

髪の毛の場合は、化繊以外の衣類やタオルなどを頭からかぶりましょう。

〇消火器の正しい使い方

<消火器の使い方(粉末・強化液消火器の場合)>
(1)安全ピンに指をかけ、上に引き抜く
(2)ホースを外して、火元に向ける
(3)レバーを強く握って噴射する

<消火器の構え方>
(1)火の風上から消火にあたりましょう。
(火に真正面に向かい合ってはいけません)
(2)やや腰を落として姿勢をなるべく低くし、煙や熱を避けるように構えましょう。
(3)燃えているものにノズルを向け、火の根元を掃くように左右に振りましょう。
(燃え上がる炎や煙に惑わされないようにしましょう)



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