〇水道の断水が発生する理由について
停電や災害などのやむを得ない事由により、長時間の断水が発生することがあります。断水の主な理由は下記のとおりです。
・停電や故障による取水ポンプの停止
・地震や凍結などの災害、気象条件による水道管の破損
・水道管の老朽化や、不明管を原因とする漏水事故
〇断水が給水設備に与える影響について
一度断水が起きると様々な水のトラブルが発生します。
・ボイラーなどの給湯設備の故障
・水道管内の付着物質の井戸や落下による水の濁り、着色
・一時的な残留塩素濃度の低下や水質の悪化
断水中は空焚きなどにより給湯設備を傷める可能性があるため、お湯の使用を控えていただくようお願いします。
ボイラーや貯湯槽に濁った水が入るのを防止するため、元栓などを閉めておくのも効果的です。
また、断水終了後は蛇口を数分程度開け、水の色が透明になったことを確認してから使用してください。
〇停電による上下水道への影響について
停電が発生すると、水道のポンプや塩素消毒を行うための機械が停止します。
ポンプが停止すると各家庭まで十分な水を供給することができなくなり、断水となります。
塩素消毒ができなくなると水道水が滅菌できず、飲用や調理などに衛生的な問題が生じるおそれもあります。
停電時は下水道の汚水を送り出すポンプも停止してしまいます。
そのため停電中に下水道を使用するとマンホールや宅内のトイレから汚水があふれるおそれがあります。
停電時は浴槽の水を流さないなど、下水道に流れる水を減らしていただけますようお願いします。